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余命一年の迷愛(リボーン)

第3章 自分らしく


『……馬鹿だな』

『不必要、ゴミ…とでも言うのか』

『どうも悲観的なところは治らない様だな』

あんたの言う通りなんだもの…

必要とされた事が有る?

いいえ、不必要なんだもの…

ゴミ…

ゴミ以下だわ……

もっと……

もっともっともっともっともっともっともっと

私を馬鹿にすれば良い。

見下せば良い。

もう起き上がれない位に。

「何も出来ない…」

「取り柄も無い……」

「本当に、まさにそうね」

「人間じゃ…無い……のかも知れない」

凄く醜い笑顔だっただろう。

私の発言は…

周りの人間から見れば、【言い訳】に成ってしまうかも知れない。

でも…

それが何?

逃げたら駄目なの?

これが、人間の…

生き物の性と言うものでしょう…?

『貴様は…我の【宝物】と同等よ』

『不必要等では無い』

「……知ってる」

でも…その言葉は……

私に言っているのでは無く、この特殊能力に……

力に言ってるの…?

この力が…無ければ……

やっぱり、私は用無しのゴミに…成るの?





狂気

ツマラナイ

隠して

理想論

ありふれた

現実

非現実

能力

失敗





様々な言葉が頭の中をかき乱す。

「あ゛ッ……ぅッ…」

キモチワルイ。
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