第7章 灰羽リエーフの1日。
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肉棒が抜かれ、シーツにへたり込む。
リエーフは素早く避妊具を処理し私を横にする。
今日は激しすぎ…
明日、有給入れておいてよかった…
瞼が落ちそうになりながら、私は最後の気力を振り絞り、口を開いた。
『りえ…ふ?』
「ん…?何?美優さん。」
『あのね?生まれてきてくれてありがと。』
それだけ言うと私の意識はぷつりと途切れた。
リエーフ、誕生日おめでとう。
生まれてきてくれてありがとう。
私と出会ってくれて、ありがとう。
ーーーーーー
AM00:07
疲れ果てて寝息を立てる美優さん。
頭を撫でながら、俺は小さく呟いた。
「美優さんこそ、俺と出会ってくれてありがとうございます。
美優、愛してる。」
聞こえたかはわからない。
でも、俺の声を聞いてふにゃりと笑った美優さんの頭をそっと撫でると、美優さんを抱きしめ、眠りについた。
end