第7章 灰羽リエーフの1日。

2016.10.30(san)01:48

ふと気がつけば日付をとっくに超えていた。

嘘…こんな大事な日に…

リエーフ寝ちゃったよね…

作業の手を止め、私はリエーフの寝室に向かう。

『リエーフ…？起きてる？』

返事…ないか…
ちょっと様子を見るだけ。

そっとドアを開け正面。ベッドに眠るリエーフ発見。
音を立てずに忍び寄り、ベッドの隣に腰を下ろす。

『リエーフ…20歳、誕生日おめでとう。』

そう、私はつぶやきリエーフの唇にそっと口付けた。


リエーフ、気づいたかな…