第26章 そうだ、旅行に行こう。 番外編 R18
帰るのかと思いシートベルトに手をのばした美優さんに俺は声をかける。
「俺、コンビニ寄りますが美優さんはどうします?」
『ふえ?あ…寄る。』
「じゃあ行きますよ?」
ドアを開き、俺よりワンテンポ遅く車から出た美優さんの元に向かった俺は、コンビニに入る前に美優さんを抱きしめた。
『りえーふ?』
「さっき言った違和感がある場所、家に帰ったらいっぱい触ってあげますね?」
顔を上げた美優さんは困ったように頬を染める。
でも嫌がっていないとわかるのは、美優さんから俺の手を握ってきたから。
旅行初日に買ったコンドームはもうない。
今日は何箱買おうか。
今日は何枚使おうか。
明日からお互い仕事があるから無理はさせられないけれど
今夜も楽しみだ。
end