第25章 そうだ、旅行に行こう。〜2019.8/18〜8/19〜
いつもの癖で目が覚めたAM5時。
リエーフの腕から抜け出すと、私は準備をしてお風呂に入った。
髪の毛と体を洗い湯船に浸かると、張った筋肉を重点的にマッサージ。
お風呂から上がれば丁度起きたらしいリエーフが洗面所のドアを開けた。
「美優さんっ!お風呂入ったんすか⁈」
起こしてくださいよと悲しそうに言われ謝るけれど、リエーフは私をぎゅうと抱きしめる。
下着は履いているけれどリエーフはほぼ裸。
朝起きがけの男性特有の…アレの状態のまま抱きつかれた私はたまったものじゃない。
『リエーフ、おっきくなってる…』
「朝ですから。」
それに、とリエーフが耳に声を吹き込んできて体がびくりと震える。
「美優さんの体いつ抱きしめても気持ちいい。そういえばおっぱい大きくなりましたね。」
下から持ち上げるようにやわやわと揉まれ、せっかくお風呂に入った体が反応を始める。
『リエーフだめっ!』
「分かってます。少し触るだけ。」
それがだめだとなぜわからない。
胸を揉みしだく手がいつの間にか乳首を捏ねる。
反射的に体をビクつかせるとリエーフはくくっと笑う。
「本当えっちになりましたよね?少し触っただけですぐ感じちゃう。こっちも…」
足の間に指を這わせたリエーフはその指を私の眼前に差し出す。
「ほら、ぐちゃぐちゃ。」
開かれた指の間、イヤらしく光る私の体液。
恥ずかしくて目を背けた時にちらりと見えた時計に私は大声をあげた。
『リエーフっもう6時!!』
開園時間の朝8時から入場予定のため朝食は6時半には行くつもりでいた私達。
私の声にびくりと体を跳ねさせたリエーフからうまく離れると、私はすかさずリエーフに指示をする。
『リエーフは今からお風呂!私も準備するから!はい開始っ!!』
私につられ、はいっ!と返事をしたリエーフは大きな返事をしお風呂に入っていった。
下着とワンピースを身につけ洗面所を出ると、軽くメイクを始める。
ある程度のメイクを終えた頃、シャワーを終えたリエーフが戻ってくる。
がしがしとタオルで頭を拭きながら、旅行バッグから洋服を取り出したリエーフはそれらを身につけた。
「準備できましたよ?」
財布とスマホをポケットに入れ私を見るリエーフ。
手持ちの鞄と朝ブッフェのチケット、スマホを持つと、私はリエーフの手を引きブッフェの会場へと向かったのであった。