第20章 今日は8月18日、晴天なり。
朝はやっぱりフレンチトースト。
厚めのハムととろけたチーズのバランスが絶妙で、美優さんが「多めに作って冷凍しておこうと思ったのに…」という枚数をすべて食べてしまった。
昼は俺がパスタを作った。
冷蔵庫を確認し、残ったものでちゃちゃっと作ったパスタは思いの外好評で美優さんもすごく箸が進んでいた。
そして今。
夕飯の買い出しをどこに行こうか計画中。
ネットのチラシが見れるアプリを2人で見ながら、欲しい食材をリストアップしていく。
『あ、ここ5時からタイムセール。卵はここで買おう?』
「OKっす。あ、ひき肉ってあとどのくらいでしたっけ、ここ安いっすよ?」
『まだあると思うけど買っておく。そろそろお弁当も始まるしね。』
真剣な目でスマホを見る美優さん。
あぐらをかいた俺の足にちょこんと座っている姿が可愛らしい。
今日は暑いからか高いところでお団子にしているから、綺麗なうなじがみえる。
ついでに胸の谷間も。
クーラーは入れているけれど、連日の酷暑で俺も美優さんも汗が止まらない。
ふ、とスマホから目を離した時、首筋を流れる汗が目に入った。
つ、と流れる汗を思わず舌でなめとる。
びくりと体を震わせ、俺を見た美優さん。
『っ!何っ…?』
「いや、汗流れてたから…つい…」
染まっていく頬が可愛くて、スマホを床に置くと俺は美優さんのお腹に腕を回し、自分に引き寄せた。
『リエーフ…?』
「何?美優さん。」
『あの…お尻に…』
恥ずかしそうにつぶやく美優さん、可愛い。
付き合って2年目、何回シたかなんて覚えてないくらいセックスしてるのに、まだ当たるだけで恥ずかしがる美優さんが可愛すぎて意地悪を始めた。