第2章 ひとり、えっち。
…は?
幻聴?
いやいや、リアルすぎでしょ。
ぱちり
目を開ければ脱衣所の扉は開かれておりそこには私を視姦する2つのエメラルドグリーン。
『うそ…いつから…』
ウィンウィン
無機質なモーター音が響くお風呂。
とりあえず、私はぱちりとスイッチを止め膣内からそれを抜き出した。
「えっと…もっと欲しい…あたりからですかね?」
羞恥心で顔が真っ赤に染まる。
『リエーフっ…あのね?これはねっ?』
「美優さんもこういうの持ってるんですねー。」
リエーフは興味津々とばかりに私の手に収まっている、先ほどまで私を犯していたバイブを眺める。
「気持ちよかった…ですか?」
にやり、とリエーフが笑う。
つ…とバイブに指を這わせるリエーフ。
「こんなにぐちょぐちょに濡らして…」
靴下を脱ぎ捨てジャージの裾を膝まで上げたリエーフはお風呂に脚を踏み入れる。
「部屋…いきませんか?」
そう、私を誘うリエーフの瞳は獲物を狙う肉食獣のように鈍く光っていた。