第7章 デート編 部屋と長男とゾンビ
主「おそ松くん…余裕そうだけど怖くないの?」
お(余裕なんて全然ないって…。これで我慢しろって残酷すぎ…)
お「ん?コワイコワイ。コワくてどうにかなりそーっ!」
主「そうやってからかって!キャーッ!!」
またもゾンビの奇襲にいちいち驚き、身体を寄せてきた。
お「なぁ、主ちゃん…映画は所詮作り物だって。リアルな方が怖いことは沢山あるよー?」
主「わ、分かってても怖いものは怖いの!」
もう、限界だった。
お「まだ、分かんない?」
主「え…?」
身の危険を感じたのか、俺の腕の中から離れる主ちゃん。
お「あーっ!!逃げんなって!!」
主「や、やだ!まだダメっ!!」
白くて細い腕を掴む。
こんな華奢な身体で、俺から逃げられるとでも思ってんの?
お「主ちゃんー!おれがんばったよー!!ご褒美ちょうだいよー!!約束だったじゃあーーん!!!」
主「そ、そうだけどまだ映画途中だよ!?」
お「映画は後回し!もう我慢できない!!」
主「キャッ!?」
俺は押し倒し、両腕を掴んで主ちゃんの自由を強引に奪う。
お(この戸惑って怖がる顔が、ヤッてる時どんな風に豹変するんだろうな?)
血に飢えたゾンビのようにペロリと舌舐めずりしながら、俺は主ちゃんに襲いかかった…。
ニート達の裏模様 第1章、長男との初夜につづく…