第6章 私の元気の源6
遠征前日
結局全治2週間の大怪我をしてしまった
指にはテーピングをぐるぐる巻きにして向かう事となった
「さん試合・・」
『監督はダメだって言ってるけど多分出たくなるから試合やるけどね』
「は頑固だもんねー」
『そうかな?ただバレーが好きなだけ』
7時間バス移動は正直疲れる
あの日以来赤葦とまともに話していない、なんとなく木兎とも話せずにいる
またこんな事を考えていたら怪我すると思い考えるのを止めると目を閉じた
目的地に到着するとわりと綺麗な学校に驚いた
『敷地広いね』
荷物を持ち外に出るとギャラリーが出来ていた
「きっとさんの事見に着たんですよ」
『・・暇だね』
「そんなのこと言わないの!ほら行くよ」
眠い目をこすりチラリと視線を横に向けると高身長のわりと顔立ちのいい青年と目が合った
お辞儀をしコーチの後ろをついて行くと何故だかその人が近づいてきた