第14章 言いなりにはならない
村が見えてきた
「あれ?誰もいない‥」
村は静まり返っている
馬だけがいる状態だ
「どうして人がいないの?」
「ナルサス‥」
すると矢が飛んできた
「久しぶりだなアルスラーン」
聞き覚えのある声にアルスラーンの肩は震えた
「アルスちゃん‥」
「アンドラゴラス国王陛下‥」
なぜかアンドラゴラスが待ち伏せしていた
「仲間は集まったのか?」
「まだ足りませんが‥」
「そやつは誰だ?」
アンドラゴラスはリキを指差した
「リキと申します」
「国王陛下‥兵を集めるまで戻ってくるなと言ったのはあなたです。どうしてここに?」
「城へ戻れ」
「しかし‥」
するとアンドラゴラスは里奈を指さした