第14章 言いなりにはならない
「ダリューン様?」
ダリューンは里奈をずっとみていた
「エラム‥ダリューンは嫉妬しているだけだ」
「嫉妬などしていない」
「そうか?ならいいがな」
里奈はリキと楽しそうに喋っている
「リキ殿俺の馬にのるといい。俺は里奈殿とのる」
ギーヴは笑顔でそういった
「お主はそのままでいい。大人しくしておけ」
ファランギースはギーヴの耳を引っ張った
「ダリューン気になるのなら行ってくるといい」
「殿下‥」
「もう少しで村がみえてくるからなダリューン」
「はい殿下」
ナルサスはにやにやしていた
「ナルサス!!さっきから何にやついている!」
「いやなんでもない。気にするなダリューン!」