第11章 黒幕
「ダリューンとグラーゼさんいいコンビ」
(黒幕がいるとしたら‥)
しばらくしてダリューンとグラーゼが戻ってきた
「二人ともありがとう」
「のこった者達は捕まえました」
エラムとアルフリードをふと見るとまだ仲直りは出来ていないようだ
「五万の兵か‥」
「国王陛下とは仲いいのか?」
アルスラーンは首を振った
「父上には嫌われています」
「そうか」
「私なんか国王陛下に追放されましたし」
里奈は苦笑いしながら言った
「そりゃ大変だな」
グラーゼはそう言いながら笑った
「追放されてるけど里奈はパルスに行かないの?」
「国王陛下の傍にいれるかはわからないけど‥でもつかえる気はないよ。私はアルスちゃんと一緒にいたいし」