第17章 突撃
「おそらく自殺でしょうな‥」
「殿下‥」
「イノケンティス国王陛下‥あなたはどうなさるおつもりですか?」
「‥アルスラーンといったかな?私はもう王でなくてもよいからここにいさせてくれぬか?」
これにはアルスラーン達も驚いた
「良いのですか?」
「あぁ‥構わぬ‥」
イノケンティスは里奈の方をずっとみている
「なんですか?」
「いや‥お主は本当に可愛いのう」
「‥ありがとうございます‥」
「国民には私から話をしておくから心配はいらぬ。混乱がおちついたらお主に王を譲ろう‥」
「わかりました。今はあなたにお任せいたします」
「ギースカールよりお主たちのほうがよいな‥疲れただろう‥部屋で今は休むといい」