第14章 言いなりにはならない
そして翌日
「力を貸すかわりに条件があります」
「条件?」
「これは息子の考えです」
するとリンジがでてきた
「お前」
リンジは里奈を指差した
「俺の妃になれ!」
「え?」
「ちょっと待ちなさいよ!里奈には!」
「それを受け入れないと力はかさぬのですか?」
ラードは頷いた
「そんな‥」
「ちょっと待てよ!ラード!前は条件などなかったではないか!」
「前は前!今は今だ」
リキは唇を噛み締めた
「さぁどうする?妃になるか?ならないか?」
「里奈!だめだよ!ほかあたろう?」
「アルフリード‥ほかにあてはあるの?」
「いまのところないな‥」
「ナルサス!あんたの知恵でなんとかならないの?」