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焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第6章 見つかった闇


「ありがとうございましたー。」

宝石店の店員の言葉を背中で聞きながら、
カラ松は元いた場所に急いで駆けつけた。
幸いはまだ、買い物中みたいだ。
携帯にはGPSも付いている。

「・・・・・受け取ってくれるといいのだがな。」

カラ松は指輪の入ったケースをじっと見つめた。


****************


その頃の。

洋服も下着も買って、後は化粧品と言う所まで
買い物は順調に進んでいた。

化粧品コーナーは、カラ松も待っている1階にある。
は下着売り場の4階からエレベーターで、
1階に降りてきた。

「たくさんあるわね・・・・・。」

久しぶりの外出、人混み。
は少しめまいがしてきた。

とりあえず目に付いた、
CHANELの売り場。

はそこで化粧品を揃えようと、
人混みを掻き分け入って行った。

「いらっしゃいませ。」

と、店員の声が響く。

は、店員に
とりあえず一通り揃えて下さいと頼んだ。

店員は少し驚いた顔をしたが、

「分かりました、少々お待ち下さい。」

と、商品を手に取り始めた。
すると、

「お客様、テスターも兼ねて、軽くお化粧してみませんか?」

と言われたので、素直に頷く。

こちらにお座り下さいと言われ、荷物を預けて座った。

店員の手で綺麗に化粧されていく。

口紅の色はどれにするかと言われ、は
ピンク色をお願いしますと頼んだ。

化粧が終わり、

「とてもお綺麗ですよ。」

と、鏡をみせられる。

そこには、見た事の無い自分が映っていた。
それでもは、

「使った化粧品1式下さい。」

と、全て買った。

これで買い物はひとまず終わりだ。
カラ松の待っているであろう場所に戻ろうと、
荷物を抱え歩きだそうとした瞬間。

少し離れた別のブランドコーナーから何人かの女性のざわめきが響く。
何だろうと横目で見ると、
金髪で背の高い男性が、女性達に囲まれてるみたいだった。

ふと、金髪の男性と目が合う。
しかしは気にせず、カラ松の元へと急いだ。

「っち!?・・・・・。」

金髪の男性の声は、の耳に入る事は無かった。

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