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焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第6章 見つかった闇


その頃、カラ松とは、
一時間ほど車を走らせ、
目的地のデパートに着いた。

デパートの駐車場でカラ松は、

「本当にデパートで良かったのか?」

と、に再確認していた。

『いいんです。
それに此処、大型デパートじゃないですか。
何でもありそうですし。』

は嬉しそうにそう言った。

「それじゃあ行こうか。」

カラ松の声を合図に、とカラ松は
車を降り、デパートの中へ入って行った。

******************

『広いですねー。』

「そうだな。
俺は正直、女性物は分からないんだ。
ここで待ってるから、好きに買って来るといい。
これ持って行ってくれ。」

カラ松は、クレジットカードと携帯電話をに渡した。

「言っておくが、くれぐれも遠慮はするなよ。」

クレジットカードを渡されて困り顔のに
カラ松は笑いながら言った。

『分かりました、行って来ます。』

「携帯には予め、俺達六つ子の番号が入っているから
何かあったら、すぐ掛けてくれ。」

『はい。』

そう言っては駆け足で去って行った。

「さて、俺も行くか。」

カラ松はデパートの案内を見て、宝石店へ向かった。

**************

いらっしゃいませ。と
宝石店の上品な声が出迎えてくれる。

カラ松は

「女性に贈りたい、指輪が欲しいのだが。
予算はいくらでもいい。」

と、店員に言った。
それを聞いた店員はケースの中から、
全てプラチナとダイヤで出来た指輪を、
何種類かカラ松に見せた。

どれもとても高価なのがカラ松にもわかる。

その中でふと目に付いたもの。

ペアリングになっていて、二つ重ねるとハート型にダイヤが見える、
カラ松は、それに決めた。

店員にそれを告げると、サイズが
14号と11号があります。と見せられた。

14号はカラ松の薬指にぴったりだった。
あとはに合えばいいのだがと思い、
カラ松は、カード一括でと支払いを済ませた。

すると店員が

「少々、お磨き致しますのでお待ち下さい。
終わりましたら、ケースにお包み致します。」

と、にこやかな顔で作業を始めた。








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