第7章 相葉 ルーム 2
~ 相葉side ~
指とは比べものにならないくらいの圧迫感と共に 、潤の温もりが入ってくる 。
俺が落ち着くと 、やっと潤が腰を進める 。入ってくる時とはまた違う感覚 。
「 あぁ ... 、んは ... ぁ 、んん っ ... 」
もっと 、という短い言葉すらも口にできない 。
松「 痛くない ... ? 大丈夫 ... ? 」
凄く心配そうな顔で 俺を見つめる潤 。
愛おしくて 、もっと近くにいたくて ...
堪らず首に腕を回した 。
松「 雅紀 ... 、愛してる ... 」
耳元で囁かれる 。
「 んん っ ... 、俺 も ... 」
苦痛 、快感 ... 、色んな感覚に 意識が朦朧としてくる 。
「 じゅん ... 、やば ... も 、む り ... 」
松「 俺 も ... っ 、限界 ... あぁ っ ... 」
潤が俺の中に熱を吐き出し 、数秒遅れて 俺も2人の間に熱を吐き出した 。
そこで 俺の意識が完全になくなった 。
... いい匂い ...
幸せな感覚で目が覚めた 。
重い身体を起こし 、匂いのするリビングへ向かう 。
松「 ん 、おはよ 。大丈夫 ? 」
「 ん ... 、なんとか ... 」
朝食を食べようとしてるところだった潤の横に腰をおろす 。
松「 雅紀 ... 、俺幸せだよ ... 。」
「 ど 、どしたの急に ... 」
改めて言われると何だか恥ずかしくなる 。
松「 雅紀とこんな風になれて 、本当に幸せ 。」
「 俺も ... 、幸せ ... 」
あれ ... ? また 涙が ...
松「 っ 泣くなって ...!」
「 ... 泣いてない ... 。」
ぎゅっと抱き締められる 。
松「 あーぁ 、また雅紀のこと 食べたくなっちゃった ... 」
驚いて離れようとすると 、更に強く抱き締められる 。
恐る恐る顔を見ると ... 、妖しい笑みを浮かべる潤 ... 。
もう 心も身体も 潤でいっぱいです ...
« The END »