• テキストサイズ

イン・ザ・ルーム

第7章 相葉 ルーム 2


~ 相葉side ~

松『 ずっと雅紀が好きだった ... 』

楽屋で松潤から言われた言葉が頭をグルグル回る 。
当の松潤は 俺に告白して 楽屋を出ていってしまった 。

好きだった ... ? 俺 男だよ ... ?

どうしよ ... 、まだ荷物置いてあるし 帰ってくるよな ... 。
どんな顔すればいいんだ ... ?

ソファの周りを歩き回っていると 、楽屋の扉が開いた 。

「 うわ っ!」
二「 ... 、何やってんすか 相葉さん 」

にのが俺に冷たい目線を送る 。

「 え っ ? や 、なんでも ... 」
二「 いや 、そんなウロウロしてたら気になるでしょう(笑)」

にのが 俺のそばに寄ってくる 。

二「 ... なんかあったんですか ? 」

やっぱりにのは 俺の事分かりすぎるぐらい分かってるんだ ...

「 ... 実はね ... 、」

俺は 、さっき松潤に告白された事を告げた 。

二「 あー 、やっと言えたんだ 、J 。」

はい ? やっと言えた ?

二「 私ね 、Jから相談受けてたの 。相葉さんを好きになっちゃったんだ って 。」

それを聞いて 、松潤に会わなきゃって思った 。
その瞬間 身体が勝手に動いていた 。

二「 あ っ 、相葉さん っ!? 」

俺を呼ぶにのの声を背に 、松潤を探しに走り出した 。


「 はぁ っ 、どこだよ ... っ 」

廊下の角を曲がると 、人とぶつかった 。

「 わ っ 、ごめんなさい っ!」

顔を上げると 、そこにいたのは探していた人 ... 。

松「 相葉 ... さん ... 」
「 ごめんね 、松潤! 俺 ... 」

何かわからないけど 涙が溢れてくる 。

松「 相葉さん 、落ち着いて!」

松潤が俺を必死になだめる 。

松「 とりあえずさ 、2人で 話そう ... ?
俺 、荷物取ってくるから 、相葉さん家行っていい ? 」

急いで俺の荷物も取ってきてくれて 、2人で松潤の車に乗り込んだ 。

家に向かう車の中は 、今まで感じたことの無い 気まずさだった 。
/ 397ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp