第6章 櫻井 ルーム 2
~ 櫻井side ~
番組の収録が終わり 、楽屋へ戻る 。
スマホを見ると 、恋人からのメッセージ 。
二『 翔ちゃん 、先に行って待ってるね!』
今日は 俺達がこんな関係になって 2年目 ... 。
そんな大事な日に 大事な人を待たせる訳にはいかない 。
さっさと着替えをすませ 、楽屋を出て 車に乗り込む 。
早くかずの顔が見たい ... 。
やっと家に着き 、玄関を開ける 。
... と 、中から恋人が ...
二「 翔ちゃんおかえり!」
「 うぉ!た 、ただいま ... 」
ものすごい勢いで抱き締められた 。
全く ... 、外だっつーの 。
ま 、そんなとこも 可愛いんだけど ... 。
「 かず 、ほら中入ろ ? 」
二「 ん ♪ 」
手を引いて中に入る 。
コンビニの袋を見せ 、
「 これ 、買ってきた 。二人で飲も ? 」
かずが固まる 。
... 俺変なこと言った ?
二「 翔ちゃん ... 、俺も買ってきたんだ ... 」
と言って冷蔵庫から出してきたのは ...
二 ・ 櫻「 同じだ ... 」
2人で顔を見合わせ 、吹き出す 。
「 いや 、味も一緒かよ!笑 」
二「 翔ちゃん真似しないでよー!笑 」
そんなことを言いながらも 2人が同じ事を思ってた 、なんて考えると 嬉しくてにやけてしまう 。
文句を言いつつ飲んでいると 、
二「 翔ちゃん ... 、今日で2年だね ... 」
少し酔って 顔を紅く染めたかずが俺を見て言う 。
その艶っぽい顔に 思わずドキッとしてしまう 。
「 うん ... 、あっという間 ... 」
二「 俺 、最初の頃と変わらないぐらい 翔ちゃんのこと好きだよ 。」
「 へぇ ... 、俺は 最初の頃より好きになってるよ ? 」
そう言うと 、横に座るかずの唇に優しくキスを落とす 。
二「 ん ... 」
唇を離すと 、物足りなさそうな顔でかずが俺を見つめている 。
二「 俺だって もっと好きだもん ... 」
ばか 、可愛いんだよ ... 、襲うぞ ... ?
そんな生意気な口は こうしてやる ...
そっと唇を塞いだ ... 。