第39章 松本 ルーム 7
~ 櫻井side ~
ある日の楽屋
二「 お2人さん ... 、これは何ですか?」
俺と潤が座る目の前に差し出された週刊誌のページ 。
そこには 、俺と潤の 不仲説の記事が載っていた 。
相「 もー ... 、恋人同士の不仲説なんて有り得ないからね?」
二「 それも 、毎日ラブラブな2人のなんて ... 」
相 ・ 二「 ねぇ?」
これには訳が ...
松「 いや ... 、この時ちょっと喧嘩してて ... 」
大「 喧嘩?珍しい 」
この人達に言ったら絶対笑われるけど 、俺達はこの時 凄く些細なことで喧嘩していた 。
松「 実は ... 」
潤も 、そのことを話し始めた 。
ー 一週間前
映画の撮影が忙しく 、なかなか会えないでいた 。
珍しく早く仕事が終わったから 、潤を驚かしてやろうと 、潤の家に向かった 。
インターホンを鳴らすと 、久しぶりに聞く潤の声 。
「 潤 、来ちゃった ♪ 」
松「 翔さん!?」
すぐに玄関が開き 、会いたかった潤が扉を開けてくれる 。
「 いきなり来てごめんな?今大丈夫?」
松「 え 、うん ... 」
なんだか 、元気の無い潤 。
リビングに通されるも 、ずっと潤は黙っている 。
「 潤 ... 、いきなり来て怒ってる?」
松「 そんなんじゃないけど ... 」
「 じゃあ何か言えよ 」
仕事の忙しさもあって 、俺は少しイライラしていた 。
松「 翔さんさ ... 、好きな人できた ...?」
「 ... はぁ?」
松「 仕事なのは分かってるけど 、全然連絡できないし 、それに今みたいに 久しぶりに会ったって 、キスもしてくれない ... 」
「 浮気してるって言いたいの?」
今の俺にその発言はどうなんだよ ...
松「 だって最近 、相葉さんとベッタリじゃん ... 」
「 雅紀はそういうのじゃねぇよ ... っ 」
松「 でも ... っ 」
「 悪い 、帰るわ 」
潤の言葉を遮って 、帰ってしまった 。
松「 ... て感じで ... 」
潤が話し終えると 、智くんが吹き出した 。
大「 翔が ... っ 、浮気って ... (笑) 」
相「 もうちょっとマシな喧嘩してよね (笑) 」
二「 はい 、さっさと仲直りして 」
なんて 、あっさり言われてしまった 。