第35章 大野 ルーム 6
~ 松本side ~
収録後の楽屋 。
俺の向かいのソファでは 、にのと相葉さんがくっついてイチャイチャしてる 。
斜め前のソファには翔くん 。
その向かいには大野さん 。
二人で 釣り行ったの ? なんて話して ...
大野さんの恋人は俺なのに 、俺のこと 見てくれないの ... ?
相「 じゃ 、お疲れ~ 」
ニ「 お先~ 」
そんな俺の気持ちとは真逆に 、2人が爽やかに帰っていく 。
「 俺も帰るわ 」
櫻「 あー 、お疲れ 」
大「 お疲れ様~ 」
一緒に帰ろうとは してくれないんだね ...
家に着き 、俺は 今後の大野さんとの事を考える 。
はぁ ... 、明日誰かに相談しようかな ...
そして次の日 、雑誌の取材で一緒だったにのに 、休憩中相談してみた 。
ニ「 そっかぁ ... 。んで 、もう済ませてるんでしょ ? 」
「 済ませ ... っ 、いや 、まぁ ね ... ? 」
ニ「 マンネリってやつじゃない ? だっていつも大野さんからでしょ ? 」
確かに ... 、二人でなんとなく過ごして 、なんとなく始まって 、なんとなく終わる 。
そしていつも 大野さんがなんとなく誘うんだ 。
ニ「 たまにはJから行ってみれば ? 」
「 え 、ど どうやって ... っ 」
にのは 、ニヤリと妖しく微笑むと 、2人のいつもの流れを 生々しく語る 。
ニ「 ふふ 、まぁ頑張って ♪ 」
俺 、そんな積極的に行けるのかな ...
取材を終え 、車でたっぷり悩んだ結果 、突然大野さんの家に行って自分から誘う方法を実行しようと決め 、大野さんの家に向かった 。
インターホンの前 。
「 よし 、行ける ... っ 」
気合いを入れ 、インターホンに手を伸ばすも 、なかなか押せない 。
「 ... やっぱ無理 っ 」
でも ... 、このままだと ...
もう ... どうにでもなれ っ!
俺は 勢いに任せて 、大野さん家のインターホンを鳴らした 。