第27章 大野 ルーム 5
~ 二宮side ~
俺らは全員 、大野さんが翔さんのことを好きな事を知ってるし 、翔さんが大野さんのことを好きな事も知ってる 。
なかなか前に進めない大野さんと翔さんに 、少しもどかしささえ感じていた 。
今回はもう ... 、いい機会なのかな ...
大野さんが翔さんのものになるのは悔しいけど ...
やっぱり幸せになってほしいから ...
「 翔さんに告白しちゃいなよ 」
そう背中を押したんだ 。
... でも 、やっぱり目の前に大野さんがいると ... 、そんな純粋な感情は打ち砕かれ 、自分のものにしたいという欲が現れる 。
その結果がコレだ 。
行為に夢中になりすぎて 、翔さんが帰ってきたことにも気づけなかった 。
翔さんの声で我に返り 、平然を装う 。
が 、腰は止まらない 。
大「 俺ね 、俺 ... 、翔くんが好きだよ ... っ 」
大野さん ... 、やっと言えたね ...
でも 、俺らも貴方が好きなんだ 。
最後に ... 、少しくらい イジワルしてもいいよね ... ?
「 ふふ 、よく言えました ... 、でも今は 俺が中に入ってるからね ... ? 」
相葉さんと潤くんは 、呆れた顔で俺を見てる 。
しょうがないんだよ ... 。
諦めようとすればする程 、俺は大野さんの虜になっていく 。
今はまだ ... 、みんなの大野さんでいてくれるよね ?
大「 んあぁ っ!しょぉく っ 、翔くん ... っ 」
でも 、大野さんの口からは 、翔さんの名前 ...
櫻「 おい 、にの っ 、もうやめろって ... っ 」
俺だって ... 、止められるもんなら止めたいよ ...
「 あぁ っ 、もう 出る ... っ 、ん っ 、ああぁ っ!」
大きく腰を打ち付けると 、大野さんの中で 、熱を吐き出した 。
ぐったりと 翔さんに身体を預ける大野さん 。
いちいち 俺の気持ちをざわつかせる 。
「 ... ごめ ... 」
そう呟いて 、大野さんの中から 、自身を抜き去った 。