第22章 相葉 ルーム 4
~ 櫻井side ~
「 先生 ... だろ ? 」
いつも通り『 翔ちゃん 』なんて呼ぶから 、そう耳元で呟いてやる 。
それだけで 肩を竦める雅紀 。
ほんと 、敏感過ぎ ...
相「 せんせ ... っ 」
不安そうに俺を見上げる 。
「 じゃあ ... 、治療 再開しますね ... 」
そう言って 、ゆっくりと腰を送る 。
相「 んん っ 、あ っ ... はぁ ... っ 」
解していないからか 、いつもより 締め付けがキツい ...
「 ... っ 、ずいぶん ... キツいですね ... 」
相「 ん っ 、しょ ... がない っ です ... 、っ はぁ ... 」
あー 、やべ ... 、これ 俺が持たないかも ...
相「 せんせ ... ? 」
眉間にしわを寄せ 、苦痛とも取れる表情で俺を呼ぶ 。
「 なんですか ... ? 」
相「 キス ... して下さい っ ... 」
そういえば ... 、今日してないもんな ...
ふふ 、でも 今日は 医者と患者だよ ... ?
「 何 言ってるんです ? キスは治療ではないですよ ... 」
相「 ん っ 、でも ... っ 、先生に ... してもらったら ... っ 、すぐ 治りますからぁ っ ... 」
お前は ... なんて可愛いこと言うんだよ ...
「 ... そこまで言うなら 仕方ないですね ... 」
そう言って 、触れるだけのキスをした 。
相「 ん ... 」
唇を離すと 、物足りなさそうな顔 ...
だったら もっと俺のこと求めてみろよ ...
相「 先生 っ ... 、こんなんじゃ ... 、治らないです っ ... 」
不意に 雅紀の手が俺の頭を掴むと 、自分からさっきよりも深いキスをした 。
「 んん っ 、ん ... ふ っ ... 、はぁ っ ... 」
唇が離れると 、してやったり顔の雅紀 。
負けらんねぇ ...
変な闘争心に火が着いた俺は 、上からもっと深いキスをし 、雅紀の舌を絡めとるように口内で暴れ回る 。
相「 んんぅ ... っ 、ん っ 、んぁ ... っ 」
雅紀の腕が 俺の背中に回された 。