第22章 相葉 ルーム 4
~ 相葉side ~
翔ちゃんの車で見つけた 黒い聴診器 。
その日のMCで それを弄ったら 今こんな状況 。
櫻「 なぁ ... 雅紀 、もうこんなになってるけど ... ? 」
「 やめ ... っ 、翔ちゃん ... 」
『 練習付き合ってよ 』なんて言ってたけど 、まさか本当にするとは ...
何でこうなったかっていうと ...
コンサートも終わって 、それぞれ家に帰ろうとする 。
俺も車に乗り込むと 、運転席の窓が叩かれる 。
びっくりして外を見ると 、翔ちゃん 。
「 どしたの ? 」
櫻「 今日行ってもいい ? 」
なんて 可愛い顔して聞くから 、何も考えずに快諾 。
家に着いて 、2人で並んでソファに座ると 、翔ちゃんが口を開いた 。
櫻「 あのさぁ ... 、さっきの ... してもいい ? 」
「 さっきの ? 」
櫻「 役の練習 」
「 いいけど ... 、本当にするんだね (笑) 」
翔ちゃんが自分の鞄から 、聴診器を取り出す 。
「 白衣はないの ? 」
櫻「 ガチすぎるだろ (笑) 」
そう言いながら 、聴診器を耳に掛ける 。
櫻「 雅紀 、こっち向いて 上着 捲って ? 」
身体を翔ちゃんの方へ向ける 。
あれ ... 、上着捲るのって 、こんなに恥ずかしかったっけ ...
俺が躊躇っていると 、
櫻「 ふふ 、じゃあ俺が捲るよ ? 」
翔ちゃんの手が 、俺の上着の裾にかかる 。
「 や っ ... 」
櫻「 俺そんなつもりないよ ? (笑) 」
意識しちゃってるのは 、俺だけか ...
「 ご 、ごめ ... 」
櫻「 じゃ 、始めるよ 。今からここは病院の診察室だからね 」
改めて 、翔ちゃんの方へ向き直る 。
櫻「 では まず 、上着を捲って下さい 。聴診器 当てますね 」
覚悟を決めて 、上着を捲る 。
ヒヤッとした聴診器が俺の身体に当てられる 。
櫻「 ずいぶん 心臓の音が速いですね ... 」
「 そう ... ですか ? 」
しょうがないじゃん っ ...
それからだんだんと 、翔ちゃんの手つきがエロくなってくる 。