第3章 松本 ルーム
~ 松本side ~
玄関のベルが鳴る 。
誰だろう ... 、そう思いながら扉を開けると 、
俺の愛しい人 。
仕事終わりなのか 、スーツを着ていた 。
「 しょ ... さん ... ? 」
びっくりしすぎて 情けない声しか出ない 。
櫻「 来ちゃった ♡ 」
いや 、お茶目すぎるでしょ ...
とりあえず 部屋に通す 。
櫻「 色々買ってきたからさ 、呑も ? 」
コンビニの袋をテーブルに置き 、ラグの上に座る 。
「 で 、どしたの ? 突然 。」
嬉しいのにこんな言葉しか出ない 。
櫻「 んー ? 会いたくなったの 。」
ビールの缶を手に俺を見つめて言う 。
「 俺も ... 会いたかった ... 。」
言って恥ずかしくなり 、手に持っていたビールを ぐいっと煽る 。
櫻「 ふふ 、うれしー事言ってくれるじゃん 。」
そう言うと 、俺のすぐ隣に座り 、頭を撫でる 。
「 も ... 、俺子供じゃないんだから ... 」
そう言って翔さんの手を掴もうとする 。
... が 、その手を逆に掴まれる 。
櫻「 捕まえた ♡ 」
「 や っ 、翔さん 離して ... 」
翔さんから離れようと試みるも 、ついにはソファに押し付けられてしまう 。
櫻「 潤 ... 、離さないからね ... ? 」
妖艶な笑みに 背筋がゾクッとした 。
... もう 、どうにでもなれ ...
「 だったら 俺のこと 気持ちよくさせてみろ っ ... 」
あーあ 、言っちゃった ... 。
櫻「 言ったな ... ? 」
ふっ と笑うと 自分がしていたネクタイをするっと解き 、俺の手首を縛る 。
「 え ? え 、翔さ ... んん っ 」
言い終わる前に唇を塞がれる 。
ぎゅっと閉じた唇を強引に割り開き 、口内で翔さんの舌が暴れ回る 。
「 ん っ ふぅ ... ん ... 」
翔さんの舌に捕まり 、絡まる 。
いやらしい水音が部屋に響く 。
櫻「 さっきまで大口叩いてたのに さっそくこれかよ ... ? 」
唇を離し そう言って 、シャツの裾から手を入れ 、俺の胸の突起を摘む 。
「 あ っ はぁん ... 」
翔さんの指に翻弄されることしかできなかった ... 。