第21章 松本 ルーム 4
~ 櫻井side ~
潤の家で飲むことになり 、にのを誘って家に向かった 。
あの 、紙袋を持って ...
これなら 、潤もにのも 、酒か肴ぐらいにしか思わないだろう 。
ただ 、やっぱりにのは鋭く 、酒じゃない事には気付いているらしい ...
そう 、中身は大人の玩具 ...
さんざん俺の事を攻めた潤を 、今度は俺が攻めてやろうと持ってきたんだ 。
松「 お待たせー っ 」
ようやくワインを持ってきた潤 。
二「 おー 、きたきた 」
松「 あ 、ごめん ちょっとトイレ ... 」
来た ...
俺は用意していた小さな瓶をポケットから取り出し 、潤のグラスに1滴垂らした 。
二「 ... なるほど 、そーゆうことね ... 」
俺は何も言わず 、にのを見やって目で返事をした 。
二「 それなら 協力しますよ ... 。俺も楽しめそうだし 」
松「 なになに 、何の話 ? 」
トイレから戻ってきた潤が 、話に入ってきた 。
「 このワイン 、何年モノなのかなってさ 」
松「 あぁ 、それはねぇ ... 」
俺の咄嗟の適当な嘘に 、潤がウンチクを語り始めた 。
二「 ま 、飲みましょ!」
さすが にの ...
そんな潤のウンチクをさらっとかわし 、新しい展開へ進める 。
松「 そうだね!」
潤が瓶を持って 、俺達のグラスに注いでいく 。
「 さんきゅ 。ほら 、注いでやるよ 」
潤から瓶を奪って 、媚薬を垂らしたグラスにワインを注いだ 。
松「 ありがと 翔さん 」
二「 じゃ ... 、乾杯 」
カチンと グラスが鳴り 、それぞれがワインを口へ流し込む 。
潤の口内にワインが流れ込み 、喉が動く ...
俺はその光景から目が離せなかった ...
効果は10分後って書いてたけど ...
酒も回ってるし 、もう少し早いかな 。
そればかりが気になって 、ワインの風味なんて 全然わからない 。