第17章 大野 ルーム 4
~ 二宮side ~
あれから何時間も互いを求め合い 、もう出すものもなくなってしまった 。
大野さんが俺の耳元で『 愛してる 』。
そう言った後 、俺の記憶は途絶えた 。
どれくらい時間が経ったのか ...
目を覚ますと 俺はきちんと服を着て 、ソファに横になっていた 。
「 痛て ... 」
重い身体を起こし 、フラフラと寝室へ向かった 。
「 ... 大野さん ... ? 」
大「 お 、起きたか 」
大野さんは汚れたシーツを取替えている最中だった 。
「 あ ... 、ごめんね ... ? 」
大「 ふふ 、いっぱい出したもんなぁ ? 」
もう暫く出せません ...
大「 一応身体拭いたけど 、風呂行ってこいよ 。俺も後で行くから 」
「 ん 、わかった 」
脱衣所で服を脱ぐと 、洗面台の鏡が目に入る 。
「 あ ... 、痕ついてる ... 」
首筋や胸には 、大野さんに付けられたらしい痕が残っていた 。
そっと指先でその痕を撫でる 。
... どうしよ ...
また 欲しくなっちゃった ...
そんな気持ちを洗い流す為に 、少し熱めのシャワーを浴びた 。
「 ... ふぅ ... 」
浴槽に浸かると 、大野さんが入ってくる 。
大「 ちゃんと掻き出したか ? 」
「 あ 、忘れてた ... 」
大「 ほら 、出してやるからこっち来てケツ出せ 」
優しいんだか酷いんだか ...
仕方なく湯船から出て 、壁に手をついた 。
大野さんの指が蕾に触れる 。
ソレ目的じゃないことは分かってるけど ...
どうしても身体が反応してしまう 。
「 ん っ ... 」
大「 エロい声出すな っ 、また襲われてぇのか 」
嫌だ と言ったら嘘になる 。
「 や ... 、やれるもんなら っ ... 」
... 言ってしまった ...
恐る恐る振り返ると ...
そこにはとびきり妖しい笑みを浮かべた大野さん ...
大「 言ったな ? 」
こうして 2人は風呂場で再び愛し合った ...
« The END »