第77章 2代目死神の時間
「それだ 我を忘れて感情が歪めば…触手生物の全身は真っ黒に染まる!
その色でなくてはフルパワーは出せない つまり闇の黒こそが破壊生物の本性なのだ。
ふざけた黄色の偽善者面で過ごした1年を…お前自ら全否定した事になる。大いに満足だ。」
俯く俺達……。
「そして…ボロボロのお前の渾身のド怒りも 真の力を出す “二代目” によって否定される」
「最後の攻撃だ」
力を増す二代目
その衝撃に体勢をかがめる生徒達「うおおっ…」
二代目の周りの地面の岩が四方八方に飛ぶ
渚が倒れている茅野を抱えにいく。
俺は……結衣を抱えた。
「離れよう!!」
「渚…」
「僕等から注意が逸れているうちに!!ここにいたら確実に巻き添えだ!!」
「(…茅野!!)」
「(結衣……)」
「…地獄のような1年だった…だが今終わる」
先を尖らせ、1点に力を集中させた攻撃で殺せんせーへ突っ込んでいく二代目