第77章 2代目死神の時間
受け止めるころせんせーからは白い光が…
「…違う…黄色だ」
「(いや赤!!)」
次々と変わっていく殺せんせーの顔色
「(緑!!)」
「(青!!白!!)」
「…教え子よ せめて安らかな…卒業を……。」
エネルギー砲を放つ殺せんせー……
そして……決着はついた。
決着はついたけど……結衣は戻ってこない……。
「茅野…結衣」
皆、悲しみの表情を浮かべている…
そりゃ~そうだ。この二人は……明るくてクラスで凄く仲の良い親友で……誰とでもなか良くできて……。最高のクラスメイトだったし、最高の彼女だったのに……。
「カエデちゃ〜ん…結衣ちやぁーーーん。」
「…とにかく降ろそう。敷くもの持ってくる」
「…降ろさないで渚君、カルマ君。あまり雑菌に触れさせたくない……」
「殺せんせー」
フラついている足をグッとこらえる殺せんせー。
「皆さん、失った過去は取り戻せません 先生自身…多くの過ちを犯してきました
ですが過去を教訓に…繰り返さない事はできます」
一同の目の前に二つ球体が現れる