第47章 死神の時間(2)
「勝てないわけだ…才能も積み上げた経験も全て段違いだ」
「・・・そう。彼等は強い。それに、この牢屋もとても強固。対先生物質と金属とを組み合わせた2種の檻。爆薬でも液状化でも抜けられません。では君達はどうしますか?今この場で彼等や檻より強くなるか?彼等にはとてもかなわないと土俵を降りるか?」
両方……違う……。
「弱いなら弱いなりの戦法がある。いつもやってる暗殺の発想で戦うんです。」
何か……戦法があれば良いんだけどね……。
「…つってもなぁ。この状態でどーやって…」
三村君は監視カメラの位置などを確認していた
映像に関しては…三村君が……一番だからね……。
「全部が上手くいけばの話だけどできるかも。『死神』にひと泡吹かす事。」
……え??