第47章 死神の時間(2)
モニターをみていると、爆発したように映像がながれた……。すぐさま殺せんせーが無線で……様子を聞いた。
「烏間先生 モニター見てたら爆発したように映りましたが、大丈夫ですか!?イリーナ先生も!!」
「……俺はいいがあいつは瓦礫の下敷きだ…だが構っているヒマはない。道を塞ぐ瓦礫をどかして「死神」を追う」
烏間は瓦礫をどけようと押してみている。
「ダメ!!どーして助けないの烏間先生!!」
「・・・倉橋さん彼女なりに結果を求めて「死神」と組んだ・・・その結果だ。責めもしないし、助けもしない。一人前のプロならば自己責任だ。」
「プロだとかどーでもいーよ!!十五の私がなんだけど、ビッチ先生まだ 二十歳だよ!?」
「うん 経験豊富な大人なのに、ちょいちょい私達より子供っぽいよね」
「たぶん…安心の無い環境の中で育ったから、ビッチ先生はさ、大人になる途中で…大人のカケラをいくつか拾い忘れたんだよ!」
陽菜乃ちゃん……良いこと言うよね……。
「…」
「助けてあげて 烏間先生。私達生徒が間違えた時も許してくれるように、ビッチ先生の事も…。」
「時間のロスで君等が死ぬぞ」
「大丈夫!」
「『死神』は多分目的を果たせずに戻って来ます。だから 烏間先生はそこにいて!」
そうだ。目的を果たせず戻ってくる可能性は大きい。