第47章 死神の時間（2）

「さて、次は烏間先生だ。誘い出して人質に取る」

「！？」


「彼ならば・・・君達よりは良い練習台になるだろう。それに彼を捕えておくと、色々メリットが多いんだ。計画の下準備の仕上げだね。」


烏間先生を！！？
いやこいつならやるかもねー。
でもさ、そう上手くいくかな？

それよりこの手錠取れないかな？？

「…なぁ。イトナ。あっさり降伏なんざ…戦闘狂だったおまえとは、えらく変わったな」

カルマと鉄格子ごしに死神のモニタを見て気がついたことがあった。遅いじゃんか！！
バカでかい、犬の姿をした殺せんせー！

「「死神さーん。モニター見てみ。あんたまた計算違いしたみたいよ」」

「・・・なぜわかった？」

しらなぁ～い。本人に聞け。

匂いでも嗅いで来たんでしょ。
犬の格好しているのならね。