第46章 死神の時間
上手くいかない気がする。
「全員来たね。それじゃ閉めるよ」とカメラから声がすると扉が閉まる
「…ふ~ん。やっぱりこっちの動きはわかってるんだ。死神ってより覗き魔だね」
「覗き魔というより、変出者?」
((二人とも……煽るのはやめて。))
と皆が、思っていた事は知らない。
「皆そろってカッコいい服を着てるね。スキあらば一戦交えるつもりかい?」
「クラス全員で来る約束は守ったでしょ。ビッチ先生さえ返してくれればそれで終わりよ」
「…ふむふむ。部屋の端々に散っている油断の無さ。よく出来ている」
ガコッという音で床が落ちた。
あ……やられた。こういうことだったのかよ。
「な、何だ!?」
「へッ部屋全体が・・・下に!?」
床が落ちると檻になっている
「捕獲完了。予想外だろ?」
死神の後ろにはイリーナ先生が拘束されている
っち。めんどくさいことになりそうだよ。