第46章 死神の時間
糸成3号(偵察ヘリ)で確認するE組の皆さん。
何か……盗撮見たい……。
「・・・あの建物か」
「空中から一周したが、周囲や屋上に人影は無い」
「あのサイズじゃ中に手下がいたとしても少人数だね」
「それと、花束に盗聴器を仕込む必要があったって事は、逆に考えると、その直前のE組の情報には詳しくない確率が高いって事」
「いいか。皆。この超体育着や…、皆がそれぞれ殺せんせーを殺すために開発した武器。敵がどんだけ情報通でも…俺達の全てを知る事はまず不可能。それがこっちの強みだ。おとなしく捕まりに来たフリをして…スキを見てビッチ先生を見つけて救出!全員揃って脱出する!!」
「律。12時を過ぎて戻らなければ殺せんせーに事情を話して」
「はい。皆さんどうかご無事で」
「・・・行くぞ!」
来客用入り口から全員はいった、
だだっ広い……。あちこちに散れば皆が一気に捕まる事態は避けられる気がするけど……