第46章 死神の時間
「これで俺等の情勢を探り・・・ビッチ先生が単独行動になるスキを狙った。殺せんせーがブラジルに行くのも。烏間先生が仕事に行くのも知ってた上で・・・大胆にも1人でここへ乗り込んできた」
「でもさ~「死神」ってほど悪い人とは、思えなかったよ。実は良い人とかってオチは無い?」
「スゴいよね~。そう思わせちゃうんだから、あいつの前じゃ多分みんながそう思う自分が殺される寸前までね。」
……的を得た答えだよね。
「・・・うん。実際のとこさらってるしねビッチ先生」
陽菜乃ちゃん……悲しそうな顔しないで……。
木村は死神が残していった地図を見ている。