第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
突然の訪問客のせいで静まり返った教室。
最初に口を開いたのは殺せんせーだった。
「アリスさんも大変な所で働いています。政府側があのような事を言ってきているのにはそれ相応の理由が存在するのでしょう。以前、アリスさんが言っていた言葉を借りるならば『立っているフィールドが違う』のです」
確かに自分達は「暗殺者」だ。
実際の「暗殺者」だって何人も逢ってきている。
しかし、どんな状況でも『守られた世界』で生きている事だけは間違いなかった。
しかし、アリスはどうだっただろうか。
単身でマフィア幹部と交渉を行い、武装した相手にでもその場で対峙する。しかも相手が複数人居ようと怯むことなく、だ。
その言葉は生徒達を納得させるには充分なモノだった。