第4章 「先生」
トボトボしながら教室に向かう殺せんせー。ジェラートを買う金がなく給料日までアテもなく、自炊することになったらしい
ガララ…
殺「おはようございます」
明るく挨拶をする殺せんせーだが、なぜか教室の空気が重くそれに気付いた殺せんせー
殺「…ん?どうしましたか皆さん?」
殺せんせーが教卓を見るとナイフで刺され死んでいるタコがあった
業「あっごめーん!殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ。捨てとくから持ってきてよ」
殺「…わかりました」
殺せんせーはナイフが刺さったままタコを持ちカルマに近づく
業「(…来いよ殺せんせー。身体を殺すのは今じゃなくても別にいい。まずはじわじわ…心から殺してやるよ)」
ギュルルルルルル!
業「!?」
殺せんせーの触手がドリル状に変わりマッハで紙袋とミサイルを持ってきた
殺「見せてあげましょうカルマ君、このドリル触手の威力と自衛隊から奪っておいたミサイルの火力を」
先生は暗殺者を決して無事では帰さない」
ミサイルの火の上で調理をする殺せんせー。出来上がったそれをカルマの口に入れた
業「あッつ!!」
殺「その顔色では朝食を食べていないでしょう」
『たこ焼き…』
殺「美桜さんも食べてないようですね。どうぞ」
『もぐもぐ』
殺「マッハでタコヤキを作りました。これを食べれば健康優良児に近づけますね。カルマ君、先生はね手入れをするのです。錆びて鈍った暗殺者の刃を…今日1日本気で殺しにくるがいい。そのたびに先生は君を手入れする」
業「…!!」
殺「放課後までに君の心と身体をピカピカに磨いてあげよう」
殺せんせーとカルマの一日掛けの戦いが始まった