第4章 「先生」
<sideカルマ>
俺は右手で殺せんせーと握手を交わした
ドロォ!
殺「!!」
ジャキン!
殺せんせーの触手を破壊したと同時に隠していたナイフを袖から出し踏み込みを入れたが避けられた
業「…へー本トに速いし本トに効くんだ対先生(この)ナイフ。細かく切って貼っつけてみたんだけど…
けどさぁ先生、こんな単純な「手」に引っかかるとか…しかもそんなとこまで飛び退くなんてビビリ過ぎじゃね?」
一歩一歩近づき殺せんせーの前まで来た時には破壊した触手が元通りになっていた
業「殺せないから「殺せんせー」って聞いたけど…あッれェ、せんせーひょっとしてチョロイひと?」
殺せんせーの顔を除き挑発したら、バカにされて悔しいのかどんどん真っ赤になった
『カルマ、そろそろやめて?後少しで授業始まっちゃうから』
業「そうだね」
美桜が俺の袖を引っ張るそのしぐさが可愛くて殺せんせーから離れた
手首に付いていたナイフを外し投げ回し右手で受け止めポケットに手を入れた
ピッ…
業「(逃げないでよ殺せんせー。「殺される」ってどういう事か授業(おし)えてやるよ)」
『…』
ギュ…
業「?どうしたの美桜?」
俺の腕に抱きついたと思ったら顔を下げ強く握ってきた
『…なんでもない…』
業「…そう…」
俺より小さい美桜の頭を撫でたら顔を上げ笑ってくれた