第4章 「先生」
<side渚>
いっちに〜さんし ご〜ろっくしっちはっち
今日もいつもと変わらない平和・・・
殺「晴れた午後の運動場に響くかけ声…平和ですねぇ…
生徒の武器(エモノ)が無ければですが;;」
ではない・・・
椚ヶ丘中学校3年E組は暗殺教室
標的(ターゲット)は先生
来年の3月には殺さなければならない
そして今、烏間先生指導でナイフの練習をしている
鳥「ナイフや狙撃暗殺に必要な基礎の数々、体育の時間で俺から教えさせてもらう!」
キーンコーンカーンコーン…
杉「6時間目小テストかー」
渚「体育で終わってほしかったよね」
ザッ、ザッザ…
渚「!」
ふと見上げたら、イチゴ煮オレを持つカルマ君と、鞄2つ持つ美桜ちゃんがいた
渚「カルマ君…美桜ちゃん…帰ってきたんだ」
業「よー、渚君久しぶり」
『なぎちゃん!前より可愛くなってる!』
僕に挨拶するカルマ君と美桜ちゃん
美桜ちゃんは僕の所まで駆け寄り結っている髪を触りだした
『これなぎちゃんが考えて結ったの?すごく可愛い!』
渚「あ、これは茅野が…」
業「わ!あれが例の殺せんせー?すっげ本トにタコみたいだ」
『あ!カルマ!ちゃんと先生に挨拶しないと!』
美桜と話をしていた途中にカルマ君が僕と杉野の間を歩き殺せんせーの方へ向かった
美桜は僕から離れカルマ君の後を追いかけた
殺「!…赤羽業くんに月永美桜さんですね。今日が停学明けと聞いてました。初日から遅刻はいけませんねぇ」
殺せんせーの顔に×文字が浮かび上がった
『ご、ごめんなさい!』
業「あはは、生活リズムが戻らなくて…下の名前を呼んでよ。とりあえずよろしく、先生!」
殺「こちらこそ、楽しい1年にして行きましょう」