• テキストサイズ

爆豪寄り原作沿い【ヒロアカ】

第1章 中学時代


「も、雄英志望でしょ?」


眉を下げて笑う出久に、本当の志望理由は言えない。
勝己と出久が行くから、だなんて。
本気でヒーローを目指す彼に、そんなふざけたこと口が裂けても言えなかった。


「うん。もちろんだよ」


それを聞いてほんの少し救われたような顔をする出久に、今は黙っていよう、と決めた。
どのみちどこかは受けないといけないのだし、それが出久たちと同じ雄英だったとしても、咎められるいわれはない。出久のように、ただ目の前の事を頑張るだけだ。

用を思い出したというので、出久とは昇降口のところで別れた。いつもと変わらないように見えた、その背中を追いかけなかったことを数時間後、私は後悔することになる。
/ 3ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp