第7章 戦闘
がっ!!
即座に、同時に足で蹴りを受け止め合っていた。
上体を後ろに倒した時、左足が地面についた状態で
身体を左回転させながら
左手を地面につかせた直後に、右足で真っ直ぐ突くような蹴りを左足に。
相澤先生は、上体を倒した恵土ちゃんに向けて
左足で、横から蹴り飛ばそうとしていた。
相澤先生がそれをしなかったら
きっと、恵土ちゃんの蹴りがもろに当たっていた。
互いに、互いの攻撃を防ぎ合う結果となった。
その直後、右足を地面に着けるや否や
左足のかかとで、左回転した勢いを殺さないまま蹴りを繰り出した。
が、即座に左腕で受け止める。
と同時に、髪を逆立たせながら包帯を巻き付けるも
そのまま、左回転の勢いのまま
地面を両手で弾いて、後頭部の死角から右足蹴りが炸裂する。
相澤「っ」
その直後、着地と同時に距離を縮め
一瞬で凄まじい数の拳と肘が殺到し合った。
1秒に10発以上も繰り出され続けていた。
そして相澤先生もまた、攻撃してきていた。
即座にいなしながら後ろへ避けていき
それを追いかけながら攻撃していく。
上へ跳びながら、包帯を投げかけるも
即座にそれらを見切ってかわしながら、壁に対して垂直跳びをする。
と同時に、包帯を掴みながら引っ張って攻撃に転じようとするも
相澤先生もまた
電柱に縛り付けた包帯を引っ張ることで、逆に引っ張る。
それを見るや否や、手を離しながらマントを投げつける。
相澤「!」
それによって、視ることができなくなった中
その頭上から拳が繰り出された。
そしてまた殴り合い…
相澤先生の右拳が迫る中
恵土ちゃんは、自身から見て左へ逸らしながら掴み
それを引き寄せ
左足を前に出しながら、右拳を突き立てようとする。
だが、相澤先生は即座に
右手で、包帯を
後ろ(恵土ちゃんから見て左)にある電柱へ投げつけて巻き付け
まきつかせると同時に引っ張って、体ごと避ける。
それを恵土ちゃんが追いかける中
電柱につくまでの空中で、包帯を投げつけられる。