第7章 戦闘
小さい時…
絶望視されていた、生存。
それ(生存)により、喜ぶ人たちがいた。
それを知って、私は嬉しかった。
そして…
母親の言葉とダブりながらも、思ったんだ。
『でもね…
どうしても、生きていかないといけないの。
だって…
そのおかげで、あなたと出会うことができたから』
(38ページ参照)
母の涙が思い起こされると同時に
私もまた、涙を流しながら笑って…
昨晩、眠りについていた。
多分、この日のことを
私は、一生忘れないと思う。
生きててよかったって
初めて、心底から思うことができた。
嵐のような
色んな感情で一杯になった、大切な宝物とも言える『一日』だったから…
そんな心中を思い出しながら
私は笑いながら、目を閉じて…
目の前に居る相手と、向かい合った。
これから戦う、相手と…