第6章 田中恵土:パスト(past)
勝己「当たり前だろ、バカ//…
俺は、お前の夫になるんだから!」
憮然と、そう答えるかっちゃんが愛おしくてたまらなかった。
そのかっちゃんが言っていた
『あの時、言ってくれたこと』とは…
同じように公園に居た時に言っていた言葉だった。
恵土「でもかっちゃん、ヴィランだと勘違いされそう」
勝己「あ゛!?・・」
恵土「横暴だし乱暴だし
何より、振る舞いも個性もヴィラン向きだし」
出久「それ以上はダメだよ;
かっちゃんがキレちゃうよ~;(あわあわ」
心配そうにデッ君が声をかける中
私は、言葉を紡いだ。
恵土「でもさあ…」
勝己「ぎり)…(ゴゴゴゴゴ」←もう既に目くじら立ててる
恵土「もし、かっちゃんがヴィランだって勘違いされて
誤解されて、攻撃されるようになったら
私もヴィランになって、世界中敵に回してでも戦うよ^^
だって、かっちゃんだから(微笑」
勝己「!!!!!」
驚きに目を見開く二人の姿が見えた。
恵土「そのかっちゃんが、本当に大事だからさ(微笑」
勝己「なっ//////(かああああああああああっ!!&たじっ」
出久「かっちゃん、いいなあ(ぼそり」
恵土「デッ君もそうなったら、世界中を支配に置こう!
『はっはっはっ!貴様らかしずけええ!!』
そう叫びながらやると、もっとヴィランっぽいよ?(微笑)
あと楽しそう!^^」
出久「ん~。
でも、やっぱりヒーローがいいなあ;」
そこで、かっちゃんは一歩遅れながら言葉を発した。
勝己「ば、ばっかじゃねえの//(ドキドキ」←ホントは嬉しい
恵土「うん!^^(頷く)
馬鹿みたいだけどさ…本気なんだ(微笑)
かっちゃんのためなら、世界中敵に回したっていい。
一緒に生きてられれば、それだけで幸せだから」
勝己「!!…
お、俺だって、同じだからな!勘違いすんなよ!!
お前じゃなきゃそうならないんだからな!!」
恵土「ぱあ)うん^^(キラキラ」
勝己「//////」
その時の言葉が、本当に嬉しかったらしい…
私たちの想い出は、それだけじゃなかった。