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越えてゆく者【ヒロアカ】

第5章 戦闘訓練開始




恵土の外見については

どちらかといえば、父親に似た。


だが、性格はどこかおっとりというか

まったりとしていて、母親に似ていた。



ひどく温和で、その割に…

一度戦闘になると、真剣に取り組むさまは父親そっくりだ。



一つ間違えば、生と死の境目となる。

そう教えられたし、そう考えた方が合理的だ。


もしもの時であっても

より早く対応できるようになるのに繋がる。



その当時、恵土はまだ5歳だったが…

3歳の時から修行は始めていたらしい。


赤ん坊の時から個性は発現していて

時々、不思議と宙を浮いていたらしい。



だが、それだと不自然のため

それができないように装うようにさせたそうだ。


相手に個性を把握されていない方がいいし

見せれば予測を立てられる可能性もあるため、妥当ともいえる。



だが、後に分かったのは4歳の時

幼稚園に体験入園した時に分かったらしい。


その当時まで怪我を負ったことが、恵土はなかった。



それが逆に、裏目に出てしまった。



その当時は、自然治癒の個性をうまく扱えていなかった。


そのため、怪我を負わせれば負わせるほど

煙も出ると同時に
一瞬で治るそれを見て、面白いおもちゃだと思ったんだろう。



ばれやしない。

そういった固定概念が、それに拍車をかけた。


その傷は、今でも左脇腹上部にくっきりと赤く残ってる。

あと、右胸の下か。



11年経った今でも

中央から端まで、くっきりと残っていた。




『バケモノ』

『お前がいていい場所なんてないんだよ』

『居場所ない奴はとっとと死ね』

『変なの見えてるらしいぜ』

『気持ち悪っ』

『あっちいこー(きゃたきゃた』


心の傷もまた、ひどいもんだった。



心無い言葉に

どれほど傷付けられたかは、当時は知らないままだった。


その子供たちによってか、そうでないかはわからないが

母親の霊感体質やらまで受け継いで、俺を安心する色だと言った。



勝己「俺は何色だ?」

恵土「真っ赤っ赤。

イレイザー、綺麗」

相澤「ん?」

恵土「…青くて、透明で…

とっても、綺麗//(ぽー」←見惚れてる


横から師匠が恨めし気に睨んできてるからやめてくれ;

っていうかハンカチ噛むな、気色悪い;

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