第5章 戦闘訓練開始
相澤「それ以降、学校そのものを嫌悪するようになった。
学校も社会も信頼できず
かといって暴力に走ることも出来ず
何度も、殺そうとしたよ。
…『己自身』を。
『自分がいるせいだ、
あるはずだった幸せの邪魔になってるんだ』と判断したそうだ。
つい6年前まで、何度も自殺しようとしてたよ。
半狂乱になりながら、何度も殺そうとした…
だが、皮肉なことに
それまでに何度も殺されかけたせいで
その身体は、なおさらにその治癒力を高めてしまった。
最終的に、今も生き永らえているって寸法だ。
まあ、今は立ち直っちゃいるが
辛い思いをしてきたことに変わりはない。
学校については
つい最近まで、ただ行くだけで
フラッシュバックに加え、霊感でも色々と感じ
吐き気を催して、行くにも行けなかったが
雄英なら大丈夫だった。
校長とも先生たちとも、護衛に加えて
それまで、ある程度の親睦があったからな。
本人曰く
『通ってから、信頼出来るかどうかを決める!』
だそうだ。
つい最近まで、人混みを見たら吐きそうになってたくせにな…(苦笑)
無論、学力についてはプロヒーローたちが責任をもって教えて
ちゃんと釣り合うようにした。
あいつの場合、実戦の方が好きらしい(溜息)
何度も逃げたから
無理やり縛ってでも教えてやった・・(ゴゴゴゴゴ&黒」
((こ、怖い…;))
相澤「今でこそ
あぁいう風に、バカみたいに装っちゃいるが…
ただ、強がってるだけだ」
そう呟く先生に
それまでの道のりの険しさが解ったような気がした。
監禁されてたって恵土ちゃんは言うけれど…
ヴィランに狙われたりとかもあったわけで……
瀬呂「…なんか、すみません;」
相澤「俺に謝ってどうする?
それと、さっき言ったことだが忘れろ」
『え!!??;』
相澤「それで気にされる方が、逆にあいつにとっては辛い。
あいつの補足については以上だ」
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ばぁんん!!!!!!!!
恵土「ぜ~ぜ~;ま、あ、た;」両膝に両手つく
相澤「間に合ってねえ。
0.01秒の遅刻だ」
((こまかっ!!!;))
恵土「ええええ!!!??;(がぁん!!」
相澤先生…容赦ない;