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越えてゆく者【ヒロアカ】

第4章 幼稚園時代




そんで…


恵土「分析も大切なんだよ?

すぐに対応できるようになるんだって、お父さんから教わったんだ(微笑」

出久「わぁ~//(微笑&キラキラ」


恵土「背負い投げとか
相手の力を利用するのは負担少ないよ!

一緒に学んで、すぐ動けるように特訓しよ!!」

出久「うん!(頷)

シュミレーション大事だもんね(微笑」


勝己「けっ」

出久「!かっちゃん…」

勝己「無個性が何やっても同じだっての(溜息」
恵土「またそういうこと言う~!!

邪魔するならあっち行ってよ~(ぶうぶう」

勝己「やなこった」


恵土「む~。まあいいや。

デッ君、こう投げるんだよ?」

ぐいっ


出久「え?」

恵土「ぐあっとやって!
づいっとやって、ずぎゃあん!!」

どおん!!


出久「っぅ~~~」

恵土「解った?優しく投げたつもりなんだけど」

出久「んと…音じゃなくて、ちょっと…

ゆっくり、一個一個要所を教えて;」


勝己「んだよ、そんなのもできねーのか?」

恵土「できないからやるの!

最初からできる人なんていないよ!!」
勝己「俺は出来た」
恵土「価値観押し付けるな!!

そりゃ頑張っても出来ないことだってあるし
それでも、頑張ってできるようになったことだってある!


走ったりこけたりしながら
それでも立ち上がって頑張る事の方が大切なんだ!!

これ、お父さんとお母さんの受け売り!!」


勝己「随分ご立派だなあ。無個性なのに(睨」

出久「ひっ」

デクを睨んでいると、決まってこいつが割って入ってくる。

ざっ


恵土「無個性だろうが関係あるか!!

私の大切な家族だ!!(ぷんぷん」

出久「や、やめなよ;喧嘩は良くないよ;」


恵土「そしてデッ君は、大切な親友だ!!(拳握る」

出久「!!」

それに涙を潤ませていたが、そんなのは気にならなかった。


それよりも…

あいつが傍に居ること自体が、何よりも気に食わなかった。

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