第29章 林間合宿
おそらく…
手を伸ばしてくれたのが、救け出してくれたのが
死柄木にとっては、オール・フォー・ワンしかいなかったんだと思う。
弱ったな…
そんなに傷付いたあいつに…
攻撃なんて、出来ないよ;
これから大変になりそうだけど…
大丈夫かな;
絶対…
この合宿、ただじゃすまない気がする;
一時間後
パーキングエリアというか
崖の上で駐車していた。
そこにプッシーキャッツさんが現れたが
4人1組のプロヒーロー…
「キャリア12年」って…;30歳?
心は18ってマンダレイに殴られとる;
デッ君、細かすぎる解説が仇になったか;
今はAM9:30、早ければ12時半前後かしら
合宿所は山のふもとか。
その言葉に、バスへ逃げ込もうとする人達もいたが
恵土「あれ?
っていうか、B組一緒じゃないけどどこ行ったんだろ」首傾げ
相澤「悪いね、諸君。
合宿はもう、始まっている」
その言葉と共に
私たちは足場にしていた地面ごと、森へとほおり出された。
マンダレイ「私有地につき、個性の使用は自由だよ!
今から3時間!
自分の足で施設までおいでませ!
この…
『魔獣の森』を抜けて!!」
…きっとピクシーボブの土流だな、さっきの。
んでもって監視役も兼ねてる気がする。
さっきの言葉だって
マンダレイ、テレパスで全員に聞こえるようにしてたし。
まあいっか。
パパッとゴールしよ。一応行ったことあるし。
マンダレイ「まあ、一番早いのは…
恵土よね、やっぱり;」
恵土「ご無沙汰してます(手を振る」
マンダレイ「入り口で待ってるとか;」
恵土「10分前につきました」
ピクシーボブ「私の最高傑作を、あんなに容易く;(ぜえぜえ」
相澤「こいつもこいつで成長してるんで、少しだけは」
恵土「少しだけじゃないでしょ!!;
エージェント倒せたんだから!20分もかかったけど;」
二人『あの歴戦の猛者を!!!??;』
開幕早々、私は一体どうしたらよいだろう;
戻って補助すべきだっただろうか…
地味に考えて悩んだが、突如として用事を言われて思考をやめた。
結果、みんながついたのは…
PM5:20だった。
それまで晩御飯の手伝いした;