第28章 期末テスト
「「「やっぱり方針を変えてきた!;」」」
校長「?やっぱり?」
出久「いえ、その…
『どのような状況に陥っても
状況に合わせて立ち回れる柔軟さを求められるのがヒーローだから』
って助言を受けたので…;」
校長「なるほど。
ある程度予測していたのは流石だね。
でも…
なるべくそう言ったことは言わない方がいいよ?」
恵土「…
『自分で自ら考えつけるようになってこそ
本当の意味で成長したということになる。
忘れるな。
目指した意味を、志した道を』
ってことですか?(ぐっ」
校長「うん。そういうことになるね」
心臓の上に拳を当てながら呟くと
頷きながら、イレイザーの肩から降りてきた。
というか、包帯の中に潜むって…
恵土「きょとん)…
ハムスター?」小首傾げ
校長「ネズミさ!」
『誰がどう見てもネズミだろ…』
そんな視線を浴びながら、私は冷や汗を流した。
そんなジトーっとした目で見てこないでええ;
だって
だって…!
あんまりにも……!!
紙屑の中から、ひょこって頭を出すハムスターが思い浮かんで…;
周囲(((ああ、確かに)))
それに似てるから;(ずーん)
相澤「声出てるぞ」
頭抱えながらしょげてるとツッコまれた;
恵土「うそん!!;」
相澤「マジだ;」
そんなこんなで演習試験です…;
プロヒーローを相手に、生徒が二人組で組まされて
各々、とある運動場にほうり込まれて
手錠をかけるか、逃げて脱出するかで合格か…
とにもかくにも…
恵土「こっちは一体どうなるんだ?;(腕組み&首傾げ)
一人だけ余るぞ;
私だけ別?」自分を指さす
相澤「いや…
お前だけ、個人的に別だ」
恵土「?
(個人的に実力を見るってことか?」
相澤「お前は…
くb
恵土「クビ!!!??;除籍!?・・;
それとも殺される!?;」
相澤「…;
最後まで聴け;」
~本日の教訓~
『人の話は、最期まできちんと聞きましょう』
相澤「漢字が間違ってるぞ(溜息)
「最期」じゃなくて「最後」な」
あ、間違えた;