第28章 期末テスト
期末テスト、当日…
教室から入って、いの一番に言われたのが
デッ君情報曰く、演習はロボット無双だか言われたが
あまり信じない方がいいよ、と付け加えておいた。
生きている限り、意図しないハプニングは付き物。
全てが、予定通りということなどはない。
逆に言えば
どのような状況に陥っても揺るがない実力。
それが演習として
試験で試されるのだと推測し、伝えた。
それを聴いたデッ君たちの反応はというと…;
出久「なるほど!!!(キラキラ」
『おおおお!!!』
と、後ろでも興奮気な声が上がっていた。
考えつかんものかな?;
というか、気付かなかったのか?;
飯田「流石はヒーロー科だ!!//」
恵土「考えるよりも
どのような状況でも、個性の力を生かせる汎用性…
対応力をあげといた方がいいぞ」
上鳴「上から目線っぽい!!」
瀬呂「影の支配者!!」
峰田「ラスボス!!」
なんか口々にやかましいんだが…;
恵土「…(じとー」
とりあえず視線だけ返しとこう。
それから席に着くと…
焦凍「恵土…無理してないか?」
恵土「そんな心配すんなよ。
頼りなく見えるか?(苦笑」
焦凍「いや…そうじゃない」
恵土「ん?」
そんなことを話しかけてくることに
私は、訝しげに眉をひそめた。
焦凍「…なかなか笑わなくなっただろ」
恵土「………なかなかね^^;」
焦凍「間が長いぞ」
恵土「あはは(遠い目」引きつり笑い
それから…
筆記は楽勝だったにしろ……
(上鳴と芦戸が八百万に教わって解けたからかキュピーンしてた)
これからの演習が問題なんだよなあ;
私は、どんな形式でされるんだろう…;