第26章 これからの道
なぜか、その瞬間から笑えなくなった。
相談する相手が、一人もいなかった。
同意するものが、一人もいなかった。
その気持ちもわからない奴に
何で、そう言われなきゃいけないんだ!!
怒りが、芽生えた。
どうしようもなく、深い怒りが…
恵土「ごめん。
調子が悪いんで保健室行ってきます」
周囲『え!?;
(さっきまで普通に笑ってたのに!?』
あの思考はほぼほぼ数分に近かった。
がらっ
相澤「おら席つけ」
恵土「…」
開けたその先に居たのは、イレイザーだった。
周囲(また変なことする!?)ちらっ
視線が集まる中…
眉間にしわが寄ったまま、何もせずに席に着いた。
周囲『ええ!!!??』
別の意味でショックを受けたようだ。
相澤「?どうした」
出久「何もせずに席に着くなんて初めて見た!!;」
勝己「たまにはあるだろ、突然変異で」
恵土「かっちゃんの髪形もね(ぶくく」笑
勝己「うるせえ!!・・(くわっ!!」怒
周囲「あ、いつも通りだ)…」しーん
切島「でも眉間にしわ寄ったままだな。
どうした!?
なんか拾い食いでもしたか!?;」
恵土「…平気だ。
(うるせえな」机の上で拳握る
瀬呂「めっちゃ眉間にしわよってっけど!?;」
恵土「大丈夫だ(イライラ&ぎりっ」歯ぎしり
飯田「だが保健室に行くということはそれなりの理由g
恵土「大丈夫だっつってんだろ!!!!!」睨
周囲((恵土ちゃんが怒鳴った!!??))←初経験
相澤「おい、本当にどうした。
怒鳴ることなんて滅多にねえだろ。
最高でも、年に1回程度」
歩み寄ってきたイレイザーに、また苛立ちが沸いた。
恵土「うるせえんだよ(ぎろっ)
黙ってぱっぱとしろよ朝会(睨」
相澤「何か気に食わない事でもあったか?」
恵土「ねえって!言ってんだよ!!(怒睨」
ごおおおおおっ!!!!!
その直後…
一瞬で自身を纏うよう、濃密な白く温かな光が展開された。
周囲『!!!!』
いきなり過ぎる展開に、目を見開いた。
が、そこに映ったのは…
怒りの形相のまま
白い光を周囲に纏ったまま、睨み据える恵土だった。